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絶対秘仏萌え! その1

浅草寺と善光寺、ふたつの御開帳

すでに旧聞に属する話になってしまいますが、08年におこなわれた浅草寺特別大開帳、そして今年09年は、6年に一度、善光寺の御開帳に行ってまいりました。

浅草寺御開帳

「はぐれ神仏」と銘打った割にはいきなりの大メジャーネタですいません。

善光寺御開帳

善光寺のほうが全然すいてるように見えますが、それは早朝だからです。
早朝以外だと、お戒壇巡り2時間待ちとかになってしまうんでね。

ともあれ、個人的にはどちらも初めて。わくわくです。
東大寺二月堂の2体の十一面観音像とともに、いわゆる三大秘仏に列せられる両雄。
だけど、どっちもお前立ちしか見せてくれない……。
うう……。

ていうかね、よく言われてることですが、浅草寺と善光寺って、本当によく似てますよね。ちゃんとした比較研究があるのかないのか……寡聞にして知りませんが、ま、今回は最終的にソレをメインテーマに妄想してみたいと(今のところは)思っています。

と、その前に、「絶対秘仏」についての御託をあれこれと並べてみたい。

仏像マニア永遠の憧れ、それが絶対秘仏!
見たい! だけど見られない!
もどかしくも狂おしい痛切な恋情が、仏像マニアの身を焦がします。

だけど冷静に考えると、一度でも見てしまったら、そりゃあ好奇心は(学究的興味や観賞欲も)大いに満たされますが、その神秘性は薄れ、この狂おしいまでの拝観願望は二度と味わえなくなってしまうのです。それ以前に、何百年かけて築いてきたレアリティが水泡に帰してしまう、ということでもあるわけで……。

だったらそのまま隠しておいてくれ! というマニアにはマニアなりのアンビバレンツもあったりする。たとえば異神界の大スター、三井寺の新羅明神さんも、だいぶその神秘性が薄れてきてしまいましたね。……ま、あのひとは、かわりにきっちり国宝指定もらってるんだけどさ。
ドラマチックな開帳エピソードを持つ救世観音も、事情は一緒です。あの否応なく畏怖を覚えさせてくれる神秘的な微笑を生かすためにも、もうちょっとレアリティ高めてもいいんじゃねーかなあ、と思いますが。せめて善光寺並みの6年に一度とか。

こうした感覚は、天皇陵や指定陵墓に対する感情にも似ています。そりゃあ、箸墓掘ってほしいですよ。見たい知りたい。主にお役所的怠慢さ、及び、過去の過ちを認めたがらない、アジアで叩かれまくるほっかむり体質によって発掘を拒否し続ける宮内庁の偏狭で保守的な公僕どもに対しては、並大抵でない義憤を覚えます(※注1)。

しかしねえ。「確実にそこにあるのに見られない真実」ならではのロマンというか。それって魅力的だし、加えて、大型古墳ってこんもりと森が茂ってるじゃないですか。あの風情って実にいいんですよ。もう大好きで。佐紀古墳群巡りとか、極上の散歩道です。
んでもって、築造時にわざわざ木は植えてないわけでしょう? 立ち入り禁止にして千数百年、勝手に生えた木が勝手に生い茂ってああなっている。つまり、一種の原生林が町中で保存されているともいえる。天然記念物に指定されてもおかしくないくらいですよ。それを伐採しなきゃ発掘ができないってんなら、発掘しないほうがいい! なんてことも思うわけです。一方では。
と、かようにマニア心は難しい。そんなふうに思うのはオレだけかもしんないけど。

話が逸れましたが、しかし「三大秘仏」ってのは誰が言い出したんでしょうね。まあ、メジャーどころで妥当なセレクトだとは思うけど、でも、話題にすらならないほど秘された三井寺の本尊弥勒菩薩とか、武蔵野は深大寺の深沙大将なんかもちょっと気になるところです(※注2)。
あと、実は地元に、白鳳仏といわれる超ヤバイ絶対秘仏があるらしいのですが……その話はまたの機会ということにして……。

それにしても、メジャーどころの絶対秘仏は……どれもこれも渡来仏臭ぇ!

やっぱね、絶対秘仏は古代仏じゃなきゃ!
しかも渡来仏ならいっそうよし!
……なにが「よし」なんだかわかりませんが、二月堂も小観音のほうは渡来仏っぽいしー。

要するに、「渡来人の動向」という古代史最大の鍵が、絶対秘仏の古代仏には必ずといっていいほど絡んでくるわけですよ。特に地方では(※注3)。
そこにいっそう萌えるじゃないですか。

と、くだくだしい前置きをようやく終えて、次回からの浅草寺編に続きます。





注1)
ちなみに、皇室のみなみなさま方ご本人におかれましては、学究肌の人が多いんで、「本当のところ個人的にはそこまで強固に反対してないんじゃないかと思うな」という友人の意見を聞いて、至極もっともだと思った次第です。……ま、純粋に憶測ですけど!
右側の人に叱られるのもイヤなんで一応いっておきますが……個人的にはですね、皇室の方々のことは敬愛しておりますが、宮内庁の方々のことは全然尊敬してません。

注2)
後から気になって調べてみたら、調布市のHPにこんな記述がありました。
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1176118970879/
うーん。「江戸期に修復してる」ってのは、絶対秘仏的にマイナスポイントだな~。江戸期の修復ってサイテーだしな~。それと、文化財指定もされてない秘仏なのに、なんで「鎌倉時代中期の作と推定される」のかも、ちゃんと説明してほしいもんだな~。
注の中で四方山話もなんだけど、このお方が最近特に気になっているのは、玄奘三蔵とのエピソードが、摩多羅神や新羅明神の感得エピソードの原形っぽく感じるからです。

注3)
当然ですが、この場合の「地方」は東京を含みます。浅草寺を踏まえて一応の確認。
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