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ミシャグジさまのお膝元で

異神、妖神、霊験仏

09年春現在。
諏訪大社の絵馬奉納所に行くと、オタ絵が描かれた絵馬が大量に下げられています。

以下、諏訪大社秋宮に見る一例を紹介しましょう。

秋宮神楽殿

立派な注連縄がかかった神楽殿の右奥に、かの有名な御柱が建っています。

絵馬奉納所

御柱の根元には、絵馬の奉納所。

東方絵馬

そして、これ……。

想像以上の猛威をふるっていることがおわかりいただけることかと思います。中には、絵こそ描かれていないものの、ただひとこと「秋宮クリア!」とだけ書かれた絵馬もあったりして。

うーむ……。

私は商売柄オタ方面に多少の知識があるので、否応なくやつらの正体がわかってしまうのですね。そんで思わず、自分でも絵馬を買って「東方ネタ禁止!」とだけ書いて下げてきてやろうかなどとも思ったのですが……大人げないのでやめました。

つーか、今さらですな。時代は変わる、人心も変わる。千数百年来、あるいはもっと、永遠に近い時をここに鎮座し続けてきた神様です。どんな動機であろうとも、境内が参詣者で賑わうのであれば、広い心で喜んでくださることでしょう。

というわけで、「女神なんちゃら」とか「東方なんちゃら」等の功績(と、素直にいいたくはないが)もあってか、諏訪の神様もミシャグジさまも、いっそうポピュラーな存在として息を吹き返しつつあります。それでなくとも最近は、古代史的な注目を大いに集めており、マニアだったら避けて通れないのが諏訪信仰です。いやもちろん、専門の学者さんにしても同じですが。

私は、そんな諏訪信仰の懐に抱かれて育ちました。諏訪大社ばかりでなく、あたりには御社宮司社以下、怪しげな古代神・土着神の祠や神社、道祖神、おなじみの男根型石棒なんかががごろごろしているファンキーな土地柄です。

御社宮司総社

こちら、郷土の名士、藤森照信先生が建てた資料館ですっかり有名になった、ミシャグジ様の総本社。
う……手持ちに人が写りこんでるのしかなかった。雰囲気なくてすみません。

山王台名残

ここには……これでもか!というほど、いろんなもんが混じってます。石棒道祖神、秋葉権現、地蔵、如意輪、庚申塔、蚕玉神、そして名もなき石祠……。
もちろん、もともと一か所にまとめて祀ってあったわけじゃありません。開発の過程で寄せ集められちゃうんですね。戦後の田舎ではよく見る光景です。
でも! 四隅にはちゃんと御柱が立っている。

これが、諏訪なんです!

武居エビス

もう一例。こちらは、一見なんてことのない土地の鎮守に見えます。マキの産土神でしょうか?(※注1)
社名はどこにも見当たりません。
でも実はこの神様、諏訪の明神様より昔から、この場所に鎮座してらっしゃるのだそうです。
そんで、今でも地元の人が丁寧にお祀りしています。とっても素敵なことです。
(この件は、いつかディープに取り上げます)

加えて、いや、おそらくはミシャグジ信仰と直結するのでしょうけれど、この地は中期縄文文化のメッカでもあります。個性的で質の高い完形の土偶や、洗練された蛇体紋の土器は、縄文マニア垂涎の的です。

そんな場所で育ったがゆえに、私もまた、小学生時分には「縄文」にハマっていました。
なんの因果か、同時期に仏像にもハマりました(今でもハマり続けている)。
ま、わりと土着性の薄い家で育ったため、ミシャグジを知るのはだいぶ後のこととなりますが、さまざまな経緯ときっかけで熟成された私の初期衝動は、おおむね以下のようなテーマに集約されてきたのです。

・古代信仰と古代史
・神仏習合と(主に地元絡みの)中世史
・仏像(特に秘仏、霊験仏、地方仏、異端仏)

このあたりが、当ブログのテーマになっていくことでしょう。
もちろん、話題沸騰、山本ひろ子先生いうところの「異神」も大好物です。

モットーは、

出不精だけど、フィールドワーク大事!
勉強が苦手で記憶力も弱いけど、気持ちの上でだけは文献重視!
底抜けのズボラなりに、それでもがんばって更新!
そしてなにより、
「妄想はあくまでも妄想」という素人の矜持を忘れない!(※注2)

ああ、それと、偉そうに地元意識を前面に打ち出してしまいましたが、実際は長いこと東京にいて、帰ってくる気なんか全然なかったのです。が、やむにやまれず都落ち……せっかくなので、昔から強い興味を持っていた郷土史に向かい合ってみることにしました。
ま、扱うネタを地元に限定する気はまったくありませんけどね。

以上、開設のあいさつ兼、ブログの説明でした!




注1)
このあたりでは、同姓の一族が一か所に固まって住んでいる地域のことを「マキ」という単位で呼びます。おそらくは、大和朝廷の「牧」に由来します。論拠となる資料は……探せばあるんですが、面倒なので探しません。えーっと、「伴部」及び金刺氏にも関係しているみたいです。どうしても詳しいことを知りたい方は、個別にお問い合わせください。がんばって探してみます&ご説明します。

注2)
私は単なる「妄想する一趣味人」です。趣味と娯楽の範疇であれば、自説を展開するのも議論を重ねるのも大好きですし大いに結構だと思うのですが、自説を真剣に主張したいのなら、まずは論文を書き上げてからのことにすべきだと思いますです。
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